平成27年09月29日
東京恵比寿ロータリークラブ
20周年記念事業実行委員会

恵比寿RCが創立20周年を迎えた記念事業として、2015年9月29日(火曜日)、渋谷区恵比寿のアメリカ橋公園に於いて、光のモニュメント「星のアンサンブル」の点灯式が開催されました。これは恵比寿RCの10周年記念に行われた「アメリカ橋修復事業」に続いて、恵比寿の街を明るく美しくする取り組みとして行われたものです。

JRの線路を跨ぎ、恵比寿駅の南にあるアメリカ橋は100年前、アメリカのセントルイス万博で展示されたもので、万博終了後、旧国鉄が買い取って1906年にこの地に設置したと言われています。その後1970年(昭和45年)に今の橋に架け替えられましたが、老朽化が進み、ガーデンプレイスに象徴される新しい街に相応しくないことに気づき、橋を美しくする運動を致しました。恵比寿RCは渋谷区との共催で修復に取り組み、完成した現在、周辺の明るさ、そしてモダンさを持つアメリカ橋は、多くの地域の皆様に喜んで戴いています。

 

それから10年経った今年度、アメリカ橋に続き、アメリカ橋公園を明るい憩いの場にするため、LED照明と音楽を使ったモニュメントを設置し、デザインは東京タワー、レインボーブリッジ等で世界的に著名な照明デザイナーである石井幹子氏にお願いしました。石井氏は10周年記念事業の際に、アメリカ橋を照らす街路灯のデザインも担当されています。

「星のアンサンブル」の点灯式は街に帳が降りる17時40分からスタートし、恵比寿RC 山内啓三郎会長による開会の辞に続き、共催の渋谷区より長谷部健区長、国際ロータリー第2750地区より水野功ガバナー、石井幹子氏、アメリカ大使館よりデール・クライシャー文化交流担当官よりご挨拶を戴きました。そして18時00分に点灯。多くのご来賓、地域の皆様、子どもたちが息を呑んで見上げるモニュメントには銀色の星がクルクルと輝き、感慨にふけるひと時がしばし続きました。

 

モニュメントのデザインは、アメリカ国旗のスターズ&ストライプをモチーフとしており、らせん状に取り巻く20個の星たちの上、天辺の大きな星には未来を明るく指し示す意味が込められています。15分おきに鳴り始める音楽に合わせ、大小の星がキラキラと輝く演出は、薄暗かったアメリカ橋公園が恵比寿のシンボルとして生まれ変わっただけでなく、待ち合わせや出会いの場、幸せな時間を過ごす憩いの場として、年間を通した鑑賞スポットになると思われます。

セレモニーの最後に、司葉子 20周年記念事業実行委員長より「これでアメリカ橋とアメリカ公園が一つに繋がりました。恵比寿の夜が明るくなります」と挨拶があり、誰もが足を止めて見守る会場は大きな拍手に包まれました。