平成27年01月20日
東京恵比寿ロータリークラブ
社会奉仕委員会
2014年12月6日土曜日、渋谷区立加計塚小学校に於いて、東京渋谷ロータリークラブと共催で、2020年東京五輪に向け、パラスポーツの魅力を伝えることと、心のバリアフリー教育を目的とした、パラスポーツ体験授業を実施しました。シドニーパラリンピック車椅子バスケットボール日本代表キャプテンをつとめられた、根木慎志さん(日本パラリンピック委員会運営委員)に講師をお願いし、1限目は「夢は叶う!」と題した講演会、2限目は車椅子スポーツ体験会(リレーとバスケット試合)を行いました。 1限目は全校生徒約400名と保護者約100名に向け、障がいとは何か、挑戦することの大切さ、助け合うこと、認め合うこと=友達になることの大切さを、車椅子バスケットのデモンストレーションや子どもたちとの対話を交えながらお話しくださいました。
根木「僕がみんなの教室に行くとして、車椅子があれば一人で行けるよね?」
生徒「階段がある!」
根木「じゃあエレベーターがあれば行ける?」
生徒「うん、行ける!」
根木「じゃあ僕がみんなのところに行くまでの『障がい』ってなんだろう?」
生徒「階段!!」「階段のところはみんなでおんぶして登れる!」
根木「そうだね、僕の足が動かないことが『障がい』なんじゃなく、通れない場所が『障がい』だね、じゃあみんなで障がいをなくすことはできるね」
2限目は4年生63名と一緒に車椅子スポーツ体験、全員参加のリレーとクラス対抗バスケットボール試合を行いました。ロータリアンもコース整備、審判、安全指導などみんなで参加しました。初めて乗る車椅子、うまく乗れない友達にはみんなで声援をおくり応援しました。最後は先生も加わり試合は白熱、外にも響きわたるほどの大歓声でした。車椅子で動くことの難しさと同時に、初めて経験する車椅子バスケットという競技の楽しさも学ぶことができました。
最後は根木さんを囲みみんなでガッツポーズの記念撮影。ロータリークラブからは今日の授業のことを忘れないように、また、今日の授業を通じ障がいのある人をサポートする心を学んだ印に、缶バッチを贈呈しました。合言葉はパラリンピアンの方々と相談し、「みんな友達になろう」をイメージできる言葉「WE ARE ONE」に、ロータリアンがロゴのデザインをしました。