奉仕活動

ロータリーデー ドリームプロジェクト2014「子どもたちに夢と希望を」

平成26年11月28日
東京恵比寿ロータリークラブ
社会奉仕委員会

11月28日(金)亘理町荒浜中学校、雲ひとつない青空の下、『感謝の気持ちを表すには、一生懸命行動で恩返しをすることです。』という素晴らしい校長先生の挨拶からはじまった、ドリームプロジェクト2014。開会式、グランドに集まった88人の生徒たちの響き渡る笑い声は、参加したロータリークラブのメンバーを自然と笑顔に変え、一気にアットホームな雰囲気を作り上げました。

今回のプロジェクト第一部は、サッカーJFLチーム ソニー仙台FC所属の選手によるサッカー教室。ウォーミングアップ後、グループ対抗戦とミニゲームのチームに分かれ、選手各々、生徒たちにアドバイスや励ましの言葉をかけながら行われました。選手のアドバイスに応え、ゴール決めたるっ!という意気込む姿勢、互いに声を掛け合い、ボールを追いかける生徒たちの姿は、何かに解き放たれたようでとても印象的でした。気づけば外気温18度、選手も生徒もほぼ半袖姿で、11月下旬とは思えないくらいの最高のサッカー日和でした。

サッカー教室を終え、体育館に移動し、第二部がはじまりました。お笑い芸人「我が家(わがや)」を招き、ボケとツッコミ満載のコントで再び会場は熱気に包まれました。普段、ブラウン管越しにみている芸能人を目の前に、生徒たちはドキドキワクワク。今回は特別に芸能人のモノマネまで披露してくれました。

そして、いよいよ主役は生徒たちへ。将来の夢、その理由やその夢を叶えるにはどうすればよいかなど、事前のアンケートに沿って質疑応答を行いました。亘理町は今でも多くの震災の傷跡が残る町のひとつで、学校の回りにはほとんど家もありません、商店街もコンビニもありません。東京からの参加者には考えられないくらい、辛い環境にいるにもかかわらず、「この亘理町をよい町にしていくために公務員になりたい。」「震災の時、自衛隊の人たちが自分を助けてくれたから、自衛隊になりたい。」「父の会社を継ぐ。」「サッカー選手になりたい。」といった頼もしい回答。生き残った自分たちが将来、人の役に立つ仕事に就きたい、夢を与えたい、という純粋な心と、実体験に真っ直ぐに向き合っている素直な思い、そして一生懸命生きようと前向きな姿に思わず涙がでました。「復興ができたと思える時までがんばっていきたい。」と河合会長が述べ、今回のプロジェクトは無事終了。来年も同じプロジェクトができることを願って、仙台駅をあとにしました。

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