2023年1月25日、仙台ロータリークラブと連携して、仙台市立鶴が丘中学校にて東日本大震災復興支援「ドリームプロジェクト絆」を開催いたしました。本プロジェクトは、2011年3月11日の東日本大震災発生の直後から開始し、当クラブの社会奉仕活動の柱となりましたが、今回はコロナ禍のため3年ぶりの実施となりました。

午前の部は、地元に伝わる伝統工芸品づくりを体験する「マイ硯石(宮城県雄勝石)製作体験授業」を実施しました。
生徒さんは、石巻市雄勝町で採れる「雄勝石」と呼ばれる2億年以上前にできた天然石を自分で選び、自分でデザインした世界に一つの硯作りに挑戦しました。

午後の部は、リオデジャネイロオリンピック体操男子団体の金メダリストで“ひねり王子”の異名を持つ白井健三さんをお招きして、【子供たちに夢と希望を】をテーマにした講演会と体操の実技を披露して頂きました。

白井さんは、『頑張るって何?』と題した講演で、夢や目標を持つことの大切さを284人の子供たち伝えてくれました。そして「頑張るためには、好きなこと、楽しいことを探して欲しいです。これが一番大事なことです。好きなこと、楽しい事であれば、ずっと頑張れます。目標を達成する癖をつけると夢ってグッと近づきます。小さい目標でいいのでいっぱい達成していくことが大事かなって思います」と語りかけてくれました。
また、自身の名前「シライ」がついた得意のひねり技を何度も披露してくださり、クイズ形式でひねりの回数を生徒さんたちに問いかけ、生徒さんたちも熱心に答えていました。最後には、多くの生徒がひねりの回数を数えられるようになり、白井さんから「ひねりマスター」の称号を授かって生徒さんたちは大喜びでした。

今回は10年に一度という寒波の大雪の中でしたが、白井さんの熱い講義と素晴らしい演技で、参加した子供たちは目を輝かせ、体育館は感動の渦に包まれ、記憶に残る一日となりました。
当日、東日本放送やミヤギテレビの取材もあり、インタビューを受けた生徒は「4回ひねりとか自分の名前の付いた技をしてもらって本当に感動しています」「自分が頑張りたいことに対しての意識として、好きだとか楽しいとか思えるように頑張っていきたいなと思いました」と感想を述べていました。

当クラブの東日本大震災復興支援「ドリームプロジェクト絆」は、当初「被災地の子供が笑顔を取り戻せるように元気づけるための活動」からスタートしましたが、震災から10年以上の月日が流れ、今回は「被災地の将来を担う子供たちに夢と希望をもってもらうための活動」として進化してきたことを感じられる奉仕活動になりました。

<東日本放送ニュース>
https://news.yahoo.co.jp/articles/434ff292e86febad50e0622057481942897118ba

<宮城テレビニュース>
https://news.yahoo.co.jp/articles/b11eba8b4b586f38974aba70de5afee5c9b74474