2011年3月11日の東日本大震災発生直後からの社会奉仕活動も10年目の節目を迎えましたが、当クラブの社会奉仕活動の最大の柱となった東日本大震災復興支援「ドリームプロジェクト絆」を紹介いたします。

2019年10月31日(木)、宮城県石巻市立住吉中学校(伊藤 雄校長)において東京恵比寿RCと仙台RCの合同による東日本大震災復興支援「ドリームプロジェクト絆」を開催いたしました。被災地の子供たちに夢と希望を届けるプロジェクトも今年で7回目となり、当日は雲ひとつない快晴に恵まれ、一行は仙台から大型バスで現地に向かいました。

午前の部はソニー仙台FCのコーチによるサッカー教室を開催。昼休みをはさみ、寄贈品の贈呈式を行い、いよいよ午後の部がスタートしました。

午後の部は体育館に会場を移し、2016年リオデジャネイロ・オリンピック自転車日本代表の山本さくらさんの講演。トライアスロン、マラソン、自転車、パラリンピックと高い目標を持って生きてこられた話に生徒たちは熱心に耳を傾け、私たちも感銘を受けました。

最後は教員生徒5名が壇上に上がり、当クラブ会員の進行でパネル・ディスカッション。部活の上下関係、生きる目標の立て方などの相談に山本さんが真摯に答える姿が感動的でした。また大きな災害に遭った地で育つ生徒たちは、私たちと廊下ですれ違うたびに大声で挨拶してくれ、とても印象的でした。この数週間前に台風による甚大な被害が発生しプロジェクトの見直しも囁かれましたが、支援先、協力先と連携の絆を深め、子供たちとの素晴らしい一日を過ごせた社会奉仕活動となりました。