今年度、社会奉仕委員会では、2025年3月5日を「奉仕の日」として、渋谷区立広尾中学校にて 「WE are ONE!パラスポーツ(車いすバスケ)体験教室」 および 「薬物乱用防止教室『ダメ。ゼッタイ。』」 を開催しました。
午前中に実施した 「WE are ONE!パラスポーツ体験教室」 では、シドニー・パラリンピック元日本代表キャプテンの 根木慎志氏 を講師に迎え、車いすバスケットボールのデモンストレーションと実技体験を行いました。
根木氏の「苦手なこと、できないことは、格好悪いことでも恥ずかしいことでもない。最後まで諦めずに楽しむことが大切」という言葉が印象に残り、生徒たちは挑戦することの大切さを実感しながら、車いすバスケットボールに取り組みました。
デモンストレーションでは 先生チーム対ロータリーアンチーム の模擬試合も行われ、社会奉仕委員会の最高齢メンバーである 鈴木会員 も出場!慣れない車いすバスケットながら、果敢にシュートに挑戦される姿に会場全体が盛り上がり、多くの人に勇気と元気を与えてくださいました。競技を通じて、生徒たちは障がいの有無にかかわらずスポーツを楽しむことの大切さを学び、共生社会への理解を深める貴重な機会となりました。
午後の 「薬物乱用防止教室『ダメ。ゼッタイ。』」 では、古屋公啓パスト会長 が講師を務め、これから高校へ進学する3年生を対象に、薬物の危険性について講義をして頂きました。
また、参加した会員の皆さんが進行役を務め、「一度だけなら大丈夫」という誤った認識が依存症につながり、人生を大きく狂わせるリスクがあることを、生徒自身が考えながら学べるよう、ディスカッション形式のワークショップを実施して頂きました。生徒たちは、薬物の誘惑に対して「NO」と言える力を身につけるための具体的な方法を学び、友人やSNSを通じた誘いを断るロープレにも取り組みました。
今回の「奉仕の日」の活動は、建て替え前の広尾中学校旧校舎で実施する最後の社会奉仕活動となりました。参加した生徒たちにとって、パラスポーツを通じた多様性の理解や薬物乱用防止の意識向上など、貴重な学びの機会となったことと思います。 また、今年度の社会奉仕委員会の方針に掲げた通り、委員会メンバーをはじめ、参加いただいたクラブ会員の皆様とともに、奉仕の楽しさと喜びを共有できるイベントとなりました。
最後に、本活動にご協力いただいた 根木慎志氏、広尾中学校の先生方、クラブ会員の皆様 に心より感謝申し上げます。
社会奉仕委員会 谷本篤洋







